今日は墓地ミラーの勝ち筋について。
言うまでもなく重要なのは終盤のプレイングです。
墓地ミラーではブン回ったって負ける時はあっさり負けます。
無論、トリッパーで妨害をしつつ殴る動きは最強なのですが。


俺の対墓地の理想プランは、「小型で2枚、GT単騎で3枚を割る」です。
墓地で主に採られている小型ブロッカーではGTを止めることがほぼ不可能であり、
さらに寝てるGTに対して墓地はクロック召喚不可、デスゲート破壊対象なし、と
インフェルノサイン以外ではブレイクを中断することすらできません。
イコール、シールドを確実に0まで持っていくことができるということです。
ここまで攻撃を通すことができれば、仮に返しにGTを破壊されても
墓地回収やスピードアタッカーによる追撃で決着を付けることができます。


次に、相手の方が先にGTを出してきそうな場合。
同一である2つのデッキを戦わせた場合、だいたいは先攻が勝ちます。
理由は簡単。先攻の方が先にカードを使えるから。同型戦の宿命です。
しかし俺は、墓地ミラーはその限りではない、と考えます。
墓地のフィニッシャーといえばGTファイアですが、
このGTファイアの弱点は相手のGTファイアです。


例を挙げるとすると、こんな局面。
シールドを攻撃したこちらのガネージャーに対して、
相手はフィニッシャーであるGTとクロスファイアを召喚する。
クロスファイアはガネージャーを、GTは盾を3枚ブレイク。
こちらにターンが返ってきます。
この不利な局面、こちらもGTファイアをするとどうなるか。
まず、クロスファイアにGTで攻撃。
GT(P12000)対クロスファイア(P7000)で、GTが勝ちます。
次に、GTにクロスファイアで攻撃。
この時、クロスファイアパワーアタッカー+1000000が発動。
クロスファイア(P1007000)対GT(P12000)で、クロスファイアが勝ちます。
結果として残るのはこちらのGTファイアのみ。
後手に回ったはずのこちらが、盤面では優位に立っています。


といったように、相手がGTファイアを寝かせてきた場合
上からGTファイアをすることで、逆に制圧することができるのです。
相手がブン回ってて、すぐにGTを投げてきそうな場合でも
最初に挙げたトリガーを封殺する殴り方でない限りはなんとかなります。
そのための下準備は、GTファイアを引き込むこと。それだけです。


序盤に出したアツトフェイトトリッパーパルサーホネンビーなどの小型は
仮によりパワーの高い相手のクリーチャーに殴り倒されたとしても、
相手のGTファイアに対して上から殴るための布石になります。
その辺も考慮して、今すぐ出せないからといってGTやファイアを
迂闊にマナや墓地に置かず、手札で温めておくプレイングも重要です。




俺が墓地ミラーで考えているのはこれくらいです。
墓地ミラーに求められるのは、相手の次の一手を読み、
状況の優劣を意識した、時には慎重な、時には大胆なプレイングです。
使われているカードの種類はさほど多くないので、
相手がどういうプランを立てて殴ってくるか?
1ターン経つと、互いのシールドの枚数はどうなっているか?
そんなことを長々と考えながら使うカードを選びましょう。




…もちろん、基本も忘れてはいけません。
GTを出したい時は、必ず赤マナを残しましょう。以上です。